HOME > MiDI通信 > あべの花さんぽ道 > あべの花さんぽ道 平成25年11月号

阿倍野に咲く花をご紹介します

10月も残暑が厳しく、真夏日が5日もあって秋の到来を心待ちにしていたら台風が6個も発生。
幸い、近畿地方からは逸れてくれたが、その後は冬の気配も感じられ、あわただしく過ぎ去ってしまいました。
上旬は気温が高く、また潅水に追われる日が続きました。
中旬以降夏の徒長枝や乱れた樹形の剪定・刈り込み・除草を行ったが、週のうち5日は1人作業なので進みぐあいが効率的でなかった。
末には花壇に夏から冬への花苗の植え込みを行った。
クーポラの広場と新宿ビル取り合いが工事中なのでその分の花苗は他の場所に仮植えした。
11月は冬に向かい作業もだんだん少なくなっていくが、冬期は新しい作庭の機会でもある。

先月の主な作業

近鉄ホワイトパークのナンキンハゼ帯に植えたヒマワリも終わり、ムラサキハナナ花苗を植えた。
アンド4Fでは、クリスマスイルミネーションの取り付けに間に合せるようにシマトネリコ等の高木の剪定を行った。
10月というのに、月の前半は「真夏日」も続き、秋の気配は無く、潅水業務が毎日続いた。カーロータリー南とHoop花壇の花を撤去して冬の花苗植えの準備を行った。

先月の主な作業

11月の樹 ナンキンハゼ

ナンキンハゼは街路樹や公園樹として多く植えられており、名前は知らなくても樹は見たことはあると思います。
とくに都会では紅葉のきれいな木として知られ、葉の形の面白さと複雑な赤・黄・紫・緑のグラデーションは目を引き印象的です。
しかし、ナンキンハゼはごく普通に見かける木でありながら山の中を歩いていてこの木が自然に生えているのに出会うことはありません。
それはこの木が中国の山東省、広東省、雲南省に自生する木だからです。
でも、日本の鮮新世や洪積世の地層から種子の化石が見られるのでかっては日本に自生していたことがわかります。

また、奈良公園では鹿が食べないので幼樹のナンキンハゼの個体が多く見られ、野生化しています。
これは誰かが植えたものでなく、鳥によって種子散布が行われたことによります。
黒褐色の果皮(殻)に包まれた果実は秋になるとぱっくり割れ、中から白い種子が出てきます。
落葉期、ちょうど年末の頃、枝いっぱいに白い種をつけた様子も白い星のように見えいいものです。
脂肪分を含む実は高いカロリーを持っているので冬の鳥たちの餌になります。ホワイトパークのナンキンハゼにもよくハトが啄ばんでいました。
この脂肪は良質で40%の高い歩留まりで油がとれ、ローソクを作ったり、石鹸や頭髪油、潤滑油等幅広く利用されるそうです。
ローソクができるならば、この実はよく燃えるだろうと1個の種のロウ質に火をつけると10秒ほど小さな炎を出しよく燃えました。
種子の数が多いと大きな炎をあげ、勢いよく燃えるのでやらないでください。

ロウを採る木としては日本ではハゼノキが和ろうそくの原料として有名です。
ナンキンハゼ(南京黄櫨)の名前は「南京(ナンキン)」=中国の都市=中国原産のロウを採る木から名付けられました。
また、ナンキンは他に「珍奇」「小さくて可愛い」という意味もあるので、素晴らしい紅葉、毛虫のような穂の花、星のような白い実を指すのかもしれません。
毛虫のような花とは7月、狐のしっぽのような花序をたくさん上を向いてぴんぴん出てきます。
風に吹かれると上向きの花序がさわさわ揺れ、ムーミンのにょろにょろのようでかわいく思えます。
また、葉からは染料が採れ、生葉を2~3時間煮出した液で染めるとカーキ色、黒褐色となり、退色しにくい。
漢方では根皮の乾燥したものを烏臼(うきゅう)と呼ばれ、利尿剤や潟下剤として利用されます。

  • ナンキンハゼエレベーター工事で
    切られてしまった
    ナンキンハゼ
  • ナンキンハゼPビル庚申口
    新しく植えられた
    ナンキンハゼ
  • パンジー、ビオラHoop花壇
    パンジー、ビオラ
    撮影:H25.10.31
  • クリサンセマムカーロータリー階段下
    クリサンセマム
    撮影:H25.10.31
  • ヒガンバナ南別館
    コムラサキシキブ
    撮影:H25.11.06
  • ヒガンバナ南別館
    コムラサキシキブ
    撮影:H25.11.06

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