HOME > MiDI通信 > あべの花さんぽ道 > あべの花さんぽ道 平成25年3月号

阿倍野に咲く花をご紹介します

1月は行く、2月は逃げる、3月は去ると言われます。
今年の2月も思い起こすことがないほど早く過ぎ去った感じで、もう3月、花の便りも聞こえる季節になりました。
今年は厳冬で厳しい寒さが続きましたが、3月の声を聞いて春の兆しも感じられます。
厳しい冬の間鮮やかな赤い花を咲き続けてきた寒椿も散り、ツバキの季節を迎えようとしています。
Pビルやクーポラの広場のムラサキハナナの蕾もほころび開花を迎えました。
Pビルの日本水仙やTビル3Fのラッパ水仙も咲きそろいました。
今月は花の終わった寒椿の剪定や移植等の改良作業を急ぎます。

3月の樹 アセビ

アセビは本州(東北以西)、四国、九州に分布する常緑の小高木。
樹高は3mぐらいですが、自生地にはもっと大きくなったものも見られます。
庭園や公園ではサツキやツツジのように植え込みにされることも多く、アンド4Fのアセビも同様で他の潅木と同じように刈り込まれます。
開花時期は2月中旬から4月中旬で庭木の他、生垣や盆栽、鉢植えでもよく見かけられます。
華やかな春の花木の中では小さい花で目立ちませんが垂れ下がったつぼ型の小花を愛好する人も多くみられます。
万葉集にも10首が詠まれており、古くから日本で親しまれている花木ということがわかります。
奈良の春日大社の境内や奈良公園の[ささやきの小道]にはアセビの木が多く咲いていて花の名所として知られています。
奈良公園には神の使いの鹿がアセビ以外の木を食べてしまうのでアセビ(馬酔木)の木がたくさん残っています。そのため、シカクワズ(鹿食わず)とも呼ばれるそうです。
堀辰夫の[浄瑠璃寺の春]の書き出しは「この春、僕はまえから一種の憧れを持っていた馬酔木の花を大和路のいたるところで見ることができた」で始まっています。
1928年の水原秋櫻子が作った俳句の雑誌の名前も「馬酔木(あしび)」であり、文人に好まれたようです。

  • アセビアンド4Fのアセビ
    撮影:H24.03.26
  • アセビアンド4Fのアセビ
    撮影:H25.03.04

アセビはいつ剪定したらよいか迷うことが多い庭木です。
花後に葉を残しながら浅く剪定するのがいいのですがアセビの開花は個体差が大きく、日の当たらない樹冠内部には葉がありません。剪定がきつすぎて葉が無くなると枯れてしまいます。
葉のある枝の剪定は、込み入った枝を間引きするぐらいです。
例外なく行うことは、花の咲き終わった花穂を切り取ることです。花穂をいつまでも付けていると、新葉の展開が遅れ、木が弱ります。
また、アセビには必ずお礼肥えをします。
アセビは重粘土の土では根張りが悪く、細根が少なく株枯れが多く見られます。
お礼肥えは腐葉土と骨粉を土に混ぜ、株元に施します。腐葉土は根張りを良くし、保水性を高めます。骨粉はリン酸分が多く、花つきを良くするために与えます。
アセビは乾燥を嫌うのでマルチングをするのも乾燥を防ぐ方法です。

名前の由来

漢字で「馬酔木(アセビ)」と書くのはアセボトキシンいう有毒成分があり、馬が食べると神経が麻痺し酔ったような状態になる事に由来します。
具体的な中毒症状は吐く、下痢、腸からの大量出血などが挙げられます。かつては葉を煮出して殺虫剤として利用されていました。
人が食べると足が痺れたようになるので「足しびれ」と呼ばれ、それが転化してアセビ又はアシビとなり、「馬酔木」=アセビと結びつきました。

  • ラッパ水仙Tビル3Fのラッパ水仙
    撮影:H25.03.01
  • 水仙Pビル出入り口の水仙
    撮影:H25.03.01
  • ムラサキハナナクーポラの広場の
    ムラサキハナナ
    撮影:H25.03.01
先月の主な作業のコーナー
先月の主な作業

今回の施肥は土壌を壺型に掘り、そこに粒剤肥料と腐葉土を混ぜたものを土と混ぜて戻す、土壌改良とセットにした施肥を行いました。
芝生地の芝の枯葉が目立つようになり、サツチをしっかりと取り除き目砂を行いました。
またハートイン横のヒイラギナンテンは、間延びし、落葉・ゴミも多くなっていたので2年ぶりの切り戻しを行ってスッキリさせました。

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