HOME > MiDI通信 > あべの花さんぽ道 > あべの花さんぽ道 平成23年10月号

阿倍野に咲く花をご紹介します

台風12号15号と非常に遅い動きで各地に大雨や洪水の被害をもたらせました。
秋雨前線の位置によって残暑と秋風が交わり、外作業の身体はなかなか適応できません。今月は植替え、園芸作業の時期です。植木市が開催され、ホームセンターやガーデンショップに花苗や苗木を沢山見ることが出来ます。花壇の花苗を選定します。
これからゴールデンウィークまで長く綺麗に咲かせるには、土壌改良(腐葉土、石灰、肥料等を混入耕運)が必要ですので、早めに予定を組みます。
樹木は夏に伸びた徒長枝や混みすぎた枝の剪定作業も行います。
低木は花芽をたくさん飛ばさないよう気をつけながら軽い刈り込みで形を整えます。

10月の花 キンモクセイ

春の訪れを沈丁花の香りで知るようにキンモクセイの香りが秋の訪れを知らしてくれる。
花は小さくて目立ちませんが、花が散るとキンモクセイの株元を金色に染め趣がある。
花の放つ強い心地よい芳香で日本人には最もなじみの深い香りの一つであった。
しかし、一定の年齢以上の人にはトイレの臭いを連想する。かってトイレの芳香剤と言えばキンモクセイの香りだったからである。
今ではスーパーやドラッグストアの芳香剤の売り場にはラベンダーや柑橘系、せっけんの香り等、様々な物が売られているが、キンモクセイの芳香剤はほとんど見ることはない。何故か?
エステー化学㈱によると「今ほどインフラが進んでいない頃は汲み取り式のトイレがほとんどで戸を開けたら異臭を放つトイレが多かった。そのにおいを消すには、悪い匂いに負けないより強い香りが必要でした。それが甘めでしっかりとした香りのキンモクセイだった。」とのことである。
また、昔からの古い家では、トイレの近くにキンモクセイを植えている所が多かった。
キンモクセイの芳香剤は70年代初めから90年代前半まで主流だったと言う、約20年間、トイレの香=キンモクセイだったわけである。だから、キンモクセイの香りはトイレの香りのイメージが定着しすぎてほとんど製造していなく見つけることは難しい。
トイレのイメージがつきまとうキンモクセイだが、かって古代中国では桂花(けいか)と呼び、そこはかと漂う甘く優雅な香りから月の世界からやってきたと考えられていた。
この花を白ワインに漬けて3年ほど寝かせるた宮廷の秘酒桂花陳酒が作られた。
この秘酒は美容と健康の為中国の絶世の美女楊貴妃の命により作られたと言い、その製法は千年以上も公にされることは無かったと言う。花を砂糖漬けにした「桂花糖」は食材・調味料・お菓子の香りづけ等に使われる。
キンモクセイは春に伸びた新梢に8月上旬頃に花芽が作られその年の秋に開花する、花木の中でも花芽形成から開花までの期間が最も短いものの一つです。
排気ガスなどの大気汚染に敏感で交通量の多い道路沿いでは花芽が付かなくなったり、花が咲いても貧弱で香りも弱くなる。これは葉の表面が汚れるとおこり易いそうです。
そんな時は生育期に葉の表面を洗い流す様に水を強くかけてやると花つきがよくなるそうです。

  • キンモクセイPビル西側
    大阪府自転車軽自動車
    商業協同組合の
    玄関先のキンモクセイ
    撮影:H23.10.10
  • キンモクセイ左同
    キンモクセイの花
    撮影:H23.10.10

キンモクセイの名前の由来

漢名の木犀の音読みで幹肌が動物の犀(さい)の堅い皮膚に似るから。

キンモクセイの種類

1.キンモクセイ(金木犀)(中国名 丹桂)・・・オレンジ色の小花、香りが強い。
2.ウスギモクセイ(薄黄木犀)(中国名 金桂)・・・薄黄色の小花、香りが弱い。
3.ギンモクセイ(銀木犀)(中国名 銀桂)・・・白色の小花、香りが弱い。

キンモクセイの故郷

キンモクセイの原産地は中国南部で、木犀は中国では「桂花」と呼ばれます。
日本でカツラ「桂」は落葉高木でハート形の葉が印象的な庭木にも使われる別のものです。
中国の世界的に有名な観光地「桂林」は文字通り「木犀の(もくせい)の林」で雰囲気が漂います。桂林がある広西チワン族自治区だけでなく、広東省から雲南省にまたがる広大な地域で栽培され、キンモクセイベルトとして圧倒的な景観が見られます。

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