HOME > MiDI通信 > あべの花さんぽ道 > あべの花さんぽ道 平成23年9月号

阿倍野に咲く花をご紹介します

今月に入っても残暑は続き、天気とにらめっこで潅水作業は引き続き行います。
朝夕が少し涼しく感じるようになると、植物も夏の休眠から実りへと生育を始めます。
夏の暑さで弱った植物の回復を図ります。
込み合った枝や焼けてしまった葉の除去、間延びしてしまった草花の切り戻し、夏雑草の除草、施肥等の作業があります。
また、来年の春のサプライズに向けて花の種も蒔きます。

9月の花 ハギ

マメ科ハギ属。東アジアや北アメリカ東部に約40種、日本にも多くのハギが自生しています。
秋を代表する木だから(くさかんむり)に(秋)と書きます。
秋の七草のひとつですが、草ではなく落葉低木です。万葉集の花の中で歌われている数は142首で最も多く、いにしえからハギは先人たちの間ではとても身近な植物だったようです。
新芽は萩茶に 葉は家畜の餌に 枝は屋根材や袖垣、炭俵、箒として利用され、根は干して夜関門といい、咳止め、去痰,胃の痛み、下痢に用いられました。
なぜこの花が万葉の昔から日本人の心を惹くのか、特に花が目立つわけでもなく、枝ぶりが良いわけでもないのに。 しかし、心地よい吹く風にそよぐハギの花を見るとなぜか秋を感じます。
一昨年の冬にミヤギノハギと白花ミヤギノハギ、佐賀錦の3株のハギを新宿取り合いに植えました。 残念ながら白花は枯れてしまいました。
他のハギはすっかり大きくなってもう何年も植わっている様子です。今年は枝が垂れるのを嫌ってしだれている枝を剪定したからか花はまだ咲いていません。

萩

【まだ咲かない新宿取り合いのハギ】 撮影:H23.09.05

ハギの主な種類

ヤマハギ(山萩)

日本や朝鮮半島に自生し、高さ1~2mになります。
花期は7~9月で枝はしだれません。

ミヤギノハギ(宮城野萩)

園芸種として最も多く栽培されている種類です。高さ1~2mで枝は地際までしだれます。花期は6~10月で早く咲きナツハギとも呼ばれます。

マルバハギ(丸葉萩)

別名ミヤマハギ(深山萩)と呼ばれ西日本を中心に分布しています。葉の先が丸いので丸葉萩です。高さは1m前後、花期は8~10月です。

キハギ(木萩)

本州から九州に分布し、高さ2~3mの大型種です。
花期は6~9月でノハギとも呼ばれます。

ハギの名前の由来

①生え芽(はえぎ)の意味。春先に古い株からたくさんの芽を出す(生える)ことから
②小さい葉が歯芽(はぎ)に似ているため
③鹿が「はむ木」なので転じて(はぎ)と呼ばれるようになった
④丸みを帯びた葉っぱが若い娘さんの「ふくらはぎ」のように見える為
⑤枝でほおきを作ったことから「掃(はき)木」の転訛

ハギの栽培

根に根粒菌ができ、空中の窒素を固定して育ちますのでやせ地にも強く、日当たりと水はけの良い場所であればどこでもよく育ちます。
植え付けの適期は11~3月で、剪定は枝を更新する意味で2~3年に一度行います。
生育が早いので小さく育てるには毎年行います。
適期は落葉中の冬に思い切って地面から20cmぐらいのところまで刈り込みします。

萩とおはぎ

おはぎの話

はぎといえば人々の生活に欠かせないおはぎとかかわりが深い。
おはぎは秋のお彼岸に作られ、あんこは粒あんで少し小ぶりなあんころもちです。
春のお彼岸はぼたもちで、「牡丹の餅」が語源です。
ぼたもちはおはぎに比べ少し大きめで、あんこはこしあんです。

実はこれは小豆の収穫時期に深く関係しています。
小豆の収穫時期である秋は、小豆が新鮮で皮も軟らかいことからあんこは粒あんです。
春は収穫時期から時間が経っており、小豆の皮が固くなっているのでこしあんにします。

ではなぜお彼岸におはぎや牡丹餅を食べるのでしょう?
お祝い事などに赤飯を食べるのは、小豆の赤い色に邪気を祓う力があると考えられたことが始まりです。仏教では「彼岸」とは苦しみを意味する「此岸」に対し悟りの境地を意味し、仏道修行の日とされています。これと先祖供養が重なって、小豆を食べるようになったとされています。

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